松本アイクリニック(松本眼科):茨城県龍ヶ崎市(眼科・眼医者)

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学校で色覚検査をしたら

2016.03.17

昔は小学校で色覚検査をするのが当たり前の時代がありました。その後、プライバシーにかかわるということで、検査が行われなくなって久しいです。近年、色覚検査をうけていない世代の子供たちが進学、就職のときに初めて検査を受け、職業によっては希望の進路をとれないことが分かるという不都合が起こり問題になりました。そのため最近は、希望者に対して色覚検査をするようになったようです。

先天性の色覚異常は、男性の20人に1人、女性の200人に1人の割合であります。男性ではめずらしくない確率ですね。自分の体のことですから、希望者といわれたら積極的に検査をうけることをお勧めします。そして、異常疑いとされたら眼科を受診しましょう。眼科では、学校と同じ程度の検査を再度行い、異常が疑われたらもう少し詳しい検査を行います。先天性色覚異常は文字通り生まれつきの特性ですので、何歳で検査を受けても同じ結果、つまり、悪化も改善もありません。残念ながら治療法はありませんが、自分の色の見え方の特性を理解することは本人にとって大切なことだと思います。それによって必要な生活上の注意をしたり、ごく限られた分野ではありますが進路への問題を自覚したりできます。ほとんどの場合日常生活に大きな不自由が生じることはありません。検査を受ける前と同じ生活をそのまま送ることができますので、何も怖い検査ではありません。どうぞ、ご心配のかたはご相談ください。


 

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